人智を超えた真理の目

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統一場の創り方

あなたの意識はどこにでも偏在している。
 
既に死んだあなたの先祖も
 
あなたの過去世も未来世も
 
それこそ2500年前に入滅されたお釈迦様も、2000年前に没したイエスキリストでさえ、である。
 
この世界あるいは別の世界のどこかに必ず存在している。
 
ただ、そこに意識を合わせられるかどうかだけである。
 
すべての存在は、すべての粒子は、確率的に分布しているだけである。
 
そして、素粒子とは、フォトンとは肉眼では捉えることのできないものであり、形にならない精神のことであり、
 
これこそが量子力学が伝えたい本当の教えである。
 
 
あなたの意識の周波数にあったフォトンがそこに集まってくる。
 
あなたが怒りにとらわれていれば、その周波数に合致した意識体が集まってきて、その場の空気が大海の荒波のように波打ちだつ。
 
あなたが常に穏やかで感謝の気持ちでいれば、その周波数に合致した意識体が集まってきて、その場の空気が美しい花々で飾られた庭園となる。
 
 
これを理解すれば、統一場理論はもうすぐそこである。
 
統一場とは、如来と菩薩とがおりなす虚空さながらの意識が生み出す世界である。
 
統一場についてはこの世界では法華経にしか記述されていない。
 
これが法華経が最高の経典といわれる所以である。
 
 
如来法華経を語ると、そこに菩薩たちが自然と集まってくる。
 
これは前述した量子力学の原理であることは言うまでもない。
 
如来の言葉、周波数を検知した菩薩たちが、反応して引き寄せられるのである。
 
そして、如来はさらに菩薩に教えてを説いて教化すると、菩薩たちは解脱する。
 
すると、解脱した如来と解脱した菩薩たちがその場にいることになり、そこから発せされる目に見えない高周波の場が生成される。これを仏教では虚空界という。
 
如来が真理を言葉にすると、菩薩たちが未来仏とつながるのである。
未来仏とは、菩薩たちが未来世でさとったときの自分自身の精神であり、ゼロポイントフィールドでもある。
 
こうして、如来が開催する会合に未来仏が集まってくるのである。
 
さらにいえば、菩薩たちもこの世界で瞬間瞬間無限に派生していているので、無限の菩薩たちの未来仏が存在し、無限の未来仏の周りにいる弟子がさとった未来仏たちも集まってくるというわけである。
 
これを仏教で融通無限の世界という。
 
この時に菩薩やその未来仏が集まってくる様子が、法華経の見宝塔品に書いてあるわけである。
 
このようなことを2500年前の文明世界に住まわれたお釈迦様がさとったわけであるから、あなたが驚異の念を抱くのも無理はない。
 
 
 
如来と菩薩とは統一場を創造するのである。
 
そしてそのためには、菩薩の帰依が必要である。
 
帰依とはつまり、菩薩の意識が完全に如来に向かっている状態であり、如来の周波数に合致させるのに必要な現象なのである。
 
菩薩の帰依がなければ如来のいう多宝如来も完成できないのである。
 
これは法華経にも記述があるように、釈迦牟尼如来がストゥパを開く際の「弟子の未来仏たちの同意、他の世界の如来の承諾」という言葉に表れているのである。
 
如来の存在は、その周りを囲む菩薩たちの強い信仰心によって確固たるものになるのである。
 
如来の教えを聞くあなたの存在は非常に尊い
 
あなたがいなければ如来は授記を授ける相手ももいないのであるから。
 
統一場を創るために、あなたの存在が必要となる。
 
あなたの精神を通して如来は無限の仏を集めるからである。
 
一方で、如来が何もしなくても、統一場を創らなくても、既に完成した状態は常に現存していて、何も生じていないのだから何も変わらない、といのうのもまた「さとり」であって、どちらかに偏るでも偏らないでもないのが無生法忍である。
 
 
菩薩が菩薩たらしめるためには解脱していない無知な凡夫たちが必要である。
如来が創る統一場を広げるためである。
 
このようにしてそれぞれの存在はそれぞれの理由や原因があってこの世界に存在しており、
 
すべてはゼロポイントフィールドであって、全ての無限の情報を含むインフィニティフィールドでもあるのである。
 
これを容認する知性のことを「サトリ」といい、無生法忍とも言う。
 
 
以上、「如来と菩薩とがおりなす統一場の創り方」の章を終わる