人智を超えた真理の目

本当のことを知りたい、本質が知りたい、この世界の本当の姿を知りたい人へ、人間を超えていくためのブログ

法華経の全体流れとコア部分の分析

法華経全体の流れ

1章序品:教えの会合が開かれる
 
2章方便品:解脱がゴールではなくスタートである
 
11章見宝塔品:真空の3作用(命令・祈願・誓願)が解き明かされる(真空の構造)
 
14章従地涌出品:誓いを立てると形を超えて1つの意志が生まれれ無限のビッグバンを起こす
 
15章如来寿量品:それの全体像を見る視点が解き明かされる
 
20章如来神力品:無限の3次元世界に生まれ変わって、そこで如来の教えて気がついて教えを広めることを誓うと、それらのものを褒める
 
23章妙音菩薩品:↑それらを全て言葉にしている
 
28章普賢菩薩歓発品:あなた自身が悟りを開いて、いよいよ次の如来として、弟子たちが生まれ変わった先でもそこに出ていって弟子たちを守ることを誓う
 
 

如来神力品

序章でお釈迦様の眉間の間から光が放ち、ビッグバンを起こした。
その光の中には、無限の世界があってそこで如来が教えを広めている。
なぜ如来は創造世界を作ったのかというと、それは教えを広めるための教えの会合を開くためである。これがビッグバンが起きた理由。
 
11章の見宝塔品で如来が命令し・懇願し・請願する。これが3作用。
 
意志の中には完全なる完成と同時に始まりが入っている。
この意志がプロセスを作っている。
 
妙音菩薩品にそのプロセスが表現されている。
妙音菩薩は一人ではなく無限の妙音菩薩がいるということ。
 
如来神力品において以下のように真空が誓う。
「世尊よ、如来が完全な涅槃に入られた後、全ての仏国土において世尊のいかなる仏国土にせよ、私たちはそこでこの法華経を解き明かします。3次元世界に生まれ変わって、どんな世界でも過去に如来がいるので、その如来の解き明かした法華経に辿り着いて読みましょう。」
その法華経の言葉を通して、「ああだから真空だったのか」にさとりを開く。
 
そうすると、お釈迦様がこのようにいう。
「よろしいよろしい真空よ、ビッグバンを起こしてあらゆる世界に行ってその世界にある法華経を学びなさい。お前たちは、この法門によって、如来によって成熟させられているのだ。」
 
如来の教えは全て1つであり、一刹那、一瞬間、一時刻に、全て同時にあらゆる世界において如来は教えを解いている。
 
あなたが法華経を読んでいると、どこからか以下のような声が聞こえてくる。
「友よ、計り知れず数えきれない百億、センコーティ那由多もの世界を超えてその向こうにサハー世界と呼ばれる世界があって、そこにシャーキヤ・ムニ如来がいる。」
 
この声は法華経を読んでいるあなたの声であり、あなたが釈迦の法華経の中に生きている菩薩たちに語っている。
 
法華経を理解できるということは、あなたの精神の中に無限人の如来がいて、そして永遠に終わることのない地涌の菩薩たちはそれをビッグバンを起こして3次元世界に生まれ変わって教えを広め続けていると同時に、完成された無限の如来たちの集合体があるということ。このような世界が見えるということを、法華経でお釈迦様は言っている。